Heaven knows I've tried

 

朝から用事があったから 早く起きなきゃいけなかったのだけど
その夜は大きく漠然とした不安と、気づかないフリをし続けていたプレッシャーが、とうとう我が身にのしかかってきた。そう、これはいわゆるPMDDと呼ばれる月経前不快気分障害

ホルモンのせいだと言い聞かせてとりあえず、思い切り悲しんだ。泣いて、しばらく経てば自然と眠くなるだろうと思っていたけれど、そうはいかない。
頭の中を駆け巡る、手に負えない何か。

Laufey の "Let You Break My Heart Again"を聴く。

 

Feeling kind of sick tonight

All I’ve had is coffee and leftover pie

It’s no wonder why

 

Still you take up all my mind

I don’t even think that you care like I do

I should stop

Heaven knows I've tried

 

One day

I will stop falling in love with you

Some day

Someone will like me like I like you

 

Until then I’ll drink my coffee

Eat my pie

Pretend that we are more than friends

Then of course I’ll let you break my heart again

 

一段、もう一段と、夜の層に沈んでいく
心地よい感覚と共に
悲しみや不安が、波のように
押し寄せては引き、繰り返し、
私が最奥にたどり着いた頃にはもう
あの地平線の彼方へ

 

また遠くないうちに、それが来ることを私は知っている。諦めに似た気持ち。悲しみや不安、プレッシャーから完全に解放される時なんて、あるのだろうか。きっと私が変わらなければこのまま何も、変わらないのだろう。よし変わろう、なんて決して思わないけれど、良い方へ、明るい方へ向かいたいとは思っている。嘘や傷みや憎しみがはびこる中で、私には幸せよりも、苦しみや不安をを見つけることのほうが遥かに簡単なのだった。

それでも、幸せは確かにある。ついつい不安を探してしまいがちだけれど、幸せだって、きっと同じくらいあるはずだ。不安を探し出して、その小さな穴を何時間もかけて覗き込むよりも、どんなに小さな幸せも見つけてやるという意気で生きるほうが、よっぽど幸福度というものは高いのだろうね。

でもね、不安や悲しみに目を凝らすことでしか、得られないものや見つけられないものもあるのだよ。

 

四葉のクローバーを探しながら、萎れたクローバーをじっと眺める。いつもならもう、クローバー探しはやめてしまうだろう。あまりにも感情が、寄ってしまいすぎて。けれどあのクローバーを思いながら、私は四葉のクローバーを探すことだってできるのだ、きっと。